伝酔歌

伝酔歌（でんすいか）。
泥酔歌じゃないです！

（2009.10.22up）

伝酔歌

満月の夜になると裏側を見てみたくなる
美しい花の足元根っこの太さを比べる

行かなくっちゃ追い抜かなくっちゃ
四六時中落ち着かない不安な男

ほらもうこんな時間慌てなよ間に合わないぜ
そう多分君は見栄っ張りで怠け者だ

いらっしゃい相変わらずかい
いってらっしゃい比べても何も変わりはしないよ

くたびれた路地の片隅傾いた鉄のドア
芋焼酎ロックちょい水タスポを貸してくれないか

逃げなくっちゃ忘れなくっちゃ
窓の外街の外ため息な男

止まない雨はないとお気楽に唄ってました
でもなんか違う今降られたら困っちゃうのさ

いらっしゃいびしょ濡れじゃないか
いってらっしゃい傘をさし明日までに乾くかな

ほらもうこんな時間急いでも間に合わないぜ
でも多分俺たちは同じ穴のムジナじゃないか

いらっしゃい俺と組まないかい
いってらっしゃいあと少し一緒に酔いたかった

いらしゃい俺と飛ばないかい
いってらしゃい一度くらい一緒にくじけたかった伝えてよ