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東京に住みはじめて12年たった春、昔借りてたアパートをこっそりと見に行ってきました。何故だかわからないけど「こっそり」って感じで、、
いろいろなものが変わったようで、何も変わっていないようで、、、
まだまだやりたい事があるのは幸せなんだと、ひっそりと感じました。




春が来た


不動産やのガラスに貼られてるおすすめ物件
恋人どうしが手をつなぎ微笑む2DK
春の光が跳ね回る 街並は希望のじゅうたん
その上で僕らが暮らす 明日も晴れますように
みんな頑張ってる 幸せになりたいと思える幸せ
君が閉める冷蔵庫の音さえ大事にしたいと思う

成り行きで選んだこの仕事が全てじゃないと
言い聞かせるたび やりたい事がわからない
春一番が吹いた夜も やりたい事がわからない
ただ霧に煙ってるだけの向こう岸を見たいと思った
みんな頑張ってる このままじゃ嫌だと動ける幸せ
彼は次の列車に飛び乗った それは成り行きじゃない

バイト帰り遠回りして初めて借りたアパートの前
小さな部屋の灯り 呼びかけたら俺が出てきそう
「12年後の君だよ」って こんなのコマーシャルにあったね
そして呼びかけられた俺は言うだろう「興味の欠片もないよ!」
みんな頑張ってる 「この今が全てだ!!」言い切れる幸せ
何しにこんなとこで突っ立てるんだろう 咲ききらぬ桜の下

悲しい事は何?
楽しい事は何?
春がやってきた
どうしてあんなに悲しかったんだろう

不動産やのガラスに貼られてるおすすめ物件
「とにかくもっと安いのないですか?」春一番のあの時の彼もやってきた
始まりの風がそよいでる 街並は希望のじゅうたん
形や大きさが違っても希望のじゅうたん

不動産やのガラスに新しい季節が映ってる
そう!なくしたものを追いかけるより やりたいことがある幸せ