風が吹いてる

風が吹いてる

猫のだよちゃん遠い目をして窓の外の風を見てる
枯れ葉が舞って電線揺れて雲が流れてゆく
冬の支度を始めなきゃね着なくなったセーターはどうしよう？
思い出ばかり抱きしめすぎて新しい服が着れやしないよ

捨ててしまおうかな？薄情なのかな？
no no no もう十分愛したでしょ？

風が吹いてる風が吹いてる

去年のコートを引っぱり出して駅へと路地を歩く
見慣れた景色も新鮮に見えるなぁ新しい季節が好きだ
電車にもたれ仰ぐ新宿高層ビルの灯り
線で結んで文字を描こう「１９８８」ビル風で踊れ

アルタ前地下道の歌歌舞伎町 ACB ホール
oh oh oh もう優しい思い出だけさ

風が吹いてる風が吹いてる

馴染みのバーにたどり着いて言葉少なに語る
思い出せない悔しさなんてそれほどでもなかったんだね
窓の外の風を見てる野良猫ひっそり寄り添って
猫のだよちゃんさみしくないかな窓ガラスは少し酔った僕を映す

歩いて帰ろうかな金がなくても平気だった頃みたいに
slow slow slow そうゆっくりゆっくりと

風が吹いてる時が流れる
やがて着飾った１２月の街が今年も訪れる
風が吹いてる扉が揺れてる
僕は今日もここにいる誰を待つでもなく
風が吹いてる人は過ぎ去る
もう二度とは出会えないそんな毎日さ
ラララ、、、

2013.11.11 up