籠城(ろうじょう)にたじろぐ
作詞/加藤コウヘイ

ほんの数日前までは 疑わなかった幸せな日々
いつまでも続くと 信じていたのに

ある日なんの前ぶれもなく キミは心を閉ざした
ボクのもとを去ったんだ 理由も告げずに

「アナタの事が嫌いになった訳じゃない」と
少ない言葉を言い残して

どんな声をかけてみても
強く問いただしてみても
返ってくる言葉はどれも 空しくて

あぁ、無力な
あぁ、ジブンが
ただ、情けない


今頃になって気づいたのかと 鏡の中のボクが笑う
鏡の中の僕ボクが嘆く 鏡の中でボクは叫ぶ

キミを救えるのはやっぱり
やっぱり このボクだけなんだと

自惚れ?傲慢?すがってるだけ?
わかってるのさ ただ怖いだけ
死ぬまで泳ぎつづけるだけの魚かな?

キミを失ってしまう事で
自分自身も失いそうで
いつも何かを失いそうで ひたすら走りつづけてきたけど 

無力な
あぁ、ジブンが
ただ、情けない


キミはもう手が届かない遥か遠くへ行ってしまった
とうてい届かない世界 ましてやボクなんて
ひとり籠城を構えては
社会から汚される事なく
澄みきった空気を吸っている


ボクはずっとここに留まって 待ってるしかないんだろうな
日常に紛れては 世間の風にさらされて

それを勇気だと知ったのは、、、
つい最近の事さ